中指斬残、捌断ち儀



周りと関わるなとか学校には行けとか、なんとも矛盾した話だけど、どちらも伯母さんの願望であり、伯母さんは誰かが怪我しようがどうでもいいんだと思う。


あの罵りは単純に、僕の楽しみを奪うためか、もしくは僕が持つ呪いというのを実感させて更に自身が優位に立つつもりでもあったか。


伯母さんの性格からして、呪いに巻き込まれたシュウくんを労ることなどない。何せ、伯母さんは一度もシュウくんを名前で呼ばず、覚えてさえもいないだろうから。


被害者が出れば、全て僕のせいにしたい伯母さんだ。被害者にかわいそうではなく、僕(加害者)を罵倒することしか考えていない。


自身の虐待に更なる正当化を求めて、表向きはいい母親代わりを勤め、僕を春夏秋冬(ひととせ)の家から逃すわけにはいかなかった。