中指斬残、捌断ち儀



「お前の呪いが、人を殺すところだった!」


全てはお前が悪いと、水をかけながら罵ってきた。


異臭を放つ水にもう“何も感じなくなっていた僕”は、ただ俯いて、玄関先で正座していた。


このスタイルが取られるようになったのは、本当に『気づいたら』としか言いようがない。


説教を受ける子供のように、罰を悔いる罪人のように、そうして、伯母さんの奴隷であるように。


僕は正座し、水を頭から浴び続けた。


おかしいことだなんて思わない、何せ、僕にとってはこれが“日常的なこと”だったから。


学校に通いだした今、友人なりに話せば、『おかしい』と世間との違いを指摘されて気づけるかもしれなかったけど。