中指斬残、捌断ち儀



「っ、シュウくん!」


そうして、シュウくんが“見当たらない”となれば、嫌でも現実を知る。


シュウくんがこの下にいると僕は板を退かそうとしたが、自分の身長より何倍もあった板にはあくせくするしかない。


自分一人ではどうにもならないということに僕は泣いたが、誰かの助けを借りるということは忘れてなかった。


泣きじゃくりながら、近くの教室にいた教師を呼び出し、またその教師に『他の先生も呼んでっ』と言われたので違う教師を。


救急車も呼ばれて、救助されたシュウくんはすぐに病院へと運ばれた。


事情を聞かれた僕だけど、パニックのあまりきちんとした言葉を話せず、念のため、先生の車で病院へと連れていかれた。