中指斬残、捌断ち儀



当然の結果と言えばそうだ。無自覚にせよ、ロープをこちらに引っ張ったのだから、なし崩しに木材の束もこちらへと引っ張られる。


一枚の板が、二枚目が、三枚目が、と数ある板が一斉に土埃をあげて崩落してきた。


僕たちの上に。


僕とシュウくんの距離は大してなく、何かが起これば両者に被害があるべきなんだけど。


「……、え」


事後となった時でさえも、僕には何も起きなかった。


土埃を鼻で吸い、目に入ったので指でこすりつつ、僕は“真横にある木材の山”を見た。


立て掛けられていたときは束だけど、地で横たわり重ねれば山となる。


ただその山は不自然にも“盛り上がっていた”。