中指斬残、捌断ち儀



27人クラスの4・5人ほどで分けられる班内で、とりわけ僕がいた4班は親しみ易い子が多かった。


大人しくもなくうるさくもない、そんな僕の空気と馴染む人が多く、班のリーダーで僕の後ろの席にいるシュウくんはムードメーカーとして、よく場を盛り上げてくれた。


単に席が近いという小さなきっかけでも、シュウくんは僕を気に入ってくれたらしく、休み時間はよく一緒に遊ぶ仲となった。


校庭のジャングルジムでどちらがてっぺんまで先に上れるかを競ったり、勢いつけたブランコから飛び跳ねたり、クラスに一つだけあるボールがあった時には、二人だけでサッカーもしていた。


はしゃぎ回っていたのを覚えている。


子供らしくいられたことに、これが『普通なんだ』とひたすらに楽しんでいた。