中指斬残、捌断ち儀



(三)


家庭保育たる一年が終わり、僕は小学校に入学した。


この頃にはまったく叩かれなくなったため、青あざ等がなく、もしかしたら僕の呪いの成長とは伯母さんにとって都合が良かったのかもしれない。


家庭保育の一年にまったく外出しなかったわけでもないが、習い事以外では外になど出ない。


全日制たる小学校に通い、半日以上も誰かといることは僕にとってはドキドキすることだ。


怖さが先に出なかったのは、『お友達ができる』ことへの期待が大きかったから。


今まで楽しみがなかった毎日を送っていた身としては、『新しい環境』というのは夢に溢れていた。


いまいち内向的なとこは抜けないものの、すぐに友達はできた。