中指斬残、捌断ち儀



ある意味、躾には成功したのかもしれない。親と子ではなく、支配者と奴隷の関係性だけど。


僕は今まで反抗期というのを迎えたことはない。


人の顔色ばかりを気にする子供だったわけだが、人を怖がらない子供としていられたのは“彼女”がいてくれたからだと僕は今でも思っている。


けれども、僕はどうしても人と一線を置いてしまう。


いくら僕の呪いが、“理解しようとしなければ無害”という、ただいるだけでは周りに影響ないことだとしても、僕は周りが傷つくのを恐れた。


傷つけてしまった時が、小学校に上がってからすぐのことも原因だろう。


三つ子の魂百までとも言うし、幼少期に起きた出来事は成長してもまとわりつくものだから。


僕はあの日、危うく友達を殺しそうになったのだから、尚更だった。