中指斬残、捌断ち儀



単に二十歳にその呪いが殺すというもので、二十歳前に当事者を死なせないことが前提としてあるが、普通に生活していれば二十歳までに生死の境をさ迷う人などごく僅かしかいない。


小さな怪我でも死に至らず、守るべき壁などなくても、人は勝手にすくすくと成長するわけだが。


『守んなきゃいけねえほど、てめえはいつも死に間際だったんじゃね』


そうやって僕の呪いについて詳しく語る小悪党は言う。


普通に生活していれば、二十歳前に死ぬことはない。ならば、例外的に呪いに守られるようになった僕は二十歳前に死ぬ危険があったんだろう。


背中から足、腕から腹。うなじ部分や頭まで。


「邪念だっ、邪念が消えないっ。呪いが蔓延する!あたしにまで取り憑くつもりかっ!」


調子に乗ったはまたニュアンスが違うかもしれないけど、叩く伯母さんは誰かを傷つけることに依存的だった。