中指斬残、捌断ち儀



「目上の人に対して、なんて態度だっ!お前のためにやっているのが何故分からない!」


冷たさを怒りで無視した伯母さんが、柄杓を振り上げた。


後の行き先など決まって、上げたら下げるの形を取る腕――柄杓は僕の肩に落ちた。


右肩ががくんと下がり、倒れそうになるのを無理に立たせられ、次は背中を叩かれた。


「やっぱりあの妹の子だわっ。躾がなっていない!呪われた上に生意気だなんて、鬼子じゃないか!」


ばんばんと背中を叩かれた、容赦なく。


金属性の柄杓だ。固いの何の、力も強くて、背骨から全身に痛みが巡った。


――因みにだが、僕の呪いは、僕への危害をはね除ける力を持っている。


しかし、本来ならばなくても良かった力だった。