中指斬残、捌断ち儀



かくも僕は逃げるのに必死だが、体格の違いによる力の差が僕を逃がしてはくれなかった。


嫌だと喚いた僕以上に、伯母さんは水をかけることに固執し、逃げようとする僕を叱咤した。


「やはりねっ、この水が怖いんだろう!出てけっ、その体から!呪いなど、我が家に持ち込ませてなるものか!」


逃げようとする僕をあくまでも、『呪いが拒絶しているから』でまとめた伯母さんはヒートアップしていた。


怒りながらでも、目に見て分かる“呪いへの効果”に心踊らし、笑う。


してやったりな笑顔で、僕が嫌がること自体がさも快感のように、伯母さんは僕を引きずり、水をかけ続けた。