中指斬残、捌断ち儀



「まともに動けない体は果たして機能するのか」


「不能扱いすんじゃねえよっ」


「機能したとしても、藤馬の子供だなんて……うわー、可愛くなさそー」


「気持ちわりぃ喋り方で言うんじゃねえ」


「まあ、その前にお前は五十鈴さんに手を出さないか。安心100%」


正直、ずっと心配していた。とは、さざめきの心内だけで呟かれる。


「内訳、ホッとした50%。魚の骨が取れた気分40%。しめしめ10%」


「ほくそ笑んでんじゃねえよっ」


10%のしめしめなので顔には出ていないが、ガッツポーズをしている奴に枕を投げつけた。


「だあれがやるかっ。あいつは俺のもんなんだよ。奥さまだからな。唾つけた女に手え出すんなら、それ相応の覚悟持っとけよ」