中指斬残、捌断ち儀



「……、そう言うんなら態度で示せよ。言葉でのありがとうほど、かりぃ謝礼はねえって前に言っただろうが。それとも何か?その一言でチャラにできるほど、ガキの呪いとてめえの命は軽いってか?」


中指の呪いだけでなく、あの呪われた地にいた五十鈴が生還できたのも藤馬のおかげであろう。


貸しを作ってはならない男へのお膳立てなど無意味、やるならば倍以上のメリット寄越せと人の足元を見る藤馬だが。


「藤馬、私は忘れていないからな」


「あ?」


何をと言う前に、松葉杖が上げられて。


「渉を傷つけただろうが、この阿呆んだらめっ」


藤馬の腹部目掛けて降ってきた。


ぶふっと呻いて、圧迫された腹部から谷折りにバウンドした体。かなりのダメージらしく悶絶し、いっそ呪うぞくそアマと喉元まで出かかり――