ライアーライフスタイル


ムシャクシャしてきて、その場にあった自分の枕に八つ当たりした。

だけど左手の傷が痛み、すぐさま猛省することになった。

余計にイライラして、うつ伏せになり、ベッドで脚をばたつかせる。

すると今度は足にも鋭い痛みが走った。

慌てて確認すると、バタついた衝撃で伸びていた足の親指の爪が割れてしまっていた。

……今日は本当に運の悪い日なのかもしれない。

いったん深呼吸をして、爪切りと爪ヤスリを取るために立ち上がる。

その時、私のスマートフォンがメッセージを受信した。

【話がしたい。家、行ってもいい?】

ポップアップで見えたメッセージに、胸がドキンと反応する。

家……って、ここ、だよね。

『続きはいつしようか。俺としては、さっそく今夜でも大歓迎なんだけど』

昼間の会話を思い出すとメッセージの内容が俄然やましいものに感じられて、自分の顔が熱くなるのを感じる。

【家はダメ】

送信。

すぐに既読がつき、次のメッセージが来る。

【じゃあ、いつものコンビニに集合】

行くしかない。

主任とのことが気になるし、ただ事ではなかったはずなのだ。