ライアーライフスタイル


拓馬くんは照れながら笑って私に誓った。

もし約束を破ったら、この私が許さない。

あかりはそんな彼を、彼以上に照れた顔でじっと見つめていた。

今までに見たことがないくらい、可愛い顔をして見つめていた。

神様。

なかなか私には味方してくれないから信じてはいないけれど、もし本当にいるのなら、どうかこの二人を幸せにしてあげてください。

私はこの先もずっと一人で生きていくつもりだし、あなたのもとで永遠の愛を誓うことはないと思うから、どうか私の分のご加護をこの二人へ。

今日は拓馬くんに会えてよかった。

26年間生きてきて、最もいいランチだった。



ランチ後はあかりと拓馬くんカップルと別れ、舟木と二人の時間だ。

彼の部屋へ行くため、駅に向かっている。

舟木は初対面の二人から解放されて肩の荷が下りたのか、気が抜けたように疲れた表情になった。

知らない人との窮屈な時間だったろうけれど私のために付き合ってくれた彼に、労いの言葉をかける。

「今日は知らない人ばっかりの場所に付き合ってくれてありがとう」

めいっぱい可愛い笑顔を作ったのに、舟木からは思わぬ返事が返ってきた。

「あー、うん。これからはこういうのやめてほしいかも」