ライアーライフスタイル




私が眠ったのが何時だったかは覚えていないが、目覚めたのは午後になってからだった。

明るいうちからまた数回肌を重ね、夕方、私は電車で帰路についた。

舟木の部屋では、ほぼセックスしかしていない気がする。

ひとつになっていない時間が惜しいという感じだった。

まさか世の中のカップルはみんなこうなのだろうか。

だとしたら、ドラマやマンガで見る恋人像は嘘っぱちだ。

それにしても体が重い。

舟木といる間は気を張っていてそう感じなかったけれど、一人になった途端に疲労がどっと押し寄せてきた。

これからこれがほぼ毎週続くことになる。

慣れなければ、彼女は務まらない。

座席に座れたタイミングでスマートフォンを取り出し、トークアプリを立ち上げた。

あかりのトーク画面を開き、入力フォームをタップ。

しかし何から書いていいのかわからない。

先日言い過ぎてしまったことへの謝罪をすべきだろうか。

それとも何事もなかったかのように用件を入力すればいい?