互いのまだ濡れた髪の感触。
布の擦れる音。
蒸発していく汗。
体液と石鹸のにおい。
どれも私が経験したことのあるものだったけれど、舟木の愛し方は新田主任のそれとはまったく違った。
肌を滑る感覚も与えられる快感も。
していることはほとんど同じなのに、不思議としか言いようがない。
別の男はどうなのだろう。
例えば、山村なら?
意地悪に笑いながらあえて羞恥を掻き立てる言葉を使い、肉体的にも精神的にも追い込んで、私が余裕を失っていく様を楽しむに違いない。
この想像によって、私の興奮度合いが上がった。
体の芯がキュッとなり、影響を受けた舟木が反応する。
自分のふしだらさには驚かされる。
事の最中にまで山村のことを思い出すなんて最低だ。



