話のネタは、いつものゲスな愚痴や馬鹿話だ。
「この前話した、夜のメール返さないと朝から電話とかしてくる勘違い男。しばらく電話も出ないようにして、メッセージもスルーしてたのー」
「ああ、例の人ね。あんなのスルーでいいっしょ」
「そしたら先週、マジ切れしたメッセージ来てさ」
「何て書いてあったの?」
「あんまりちゃんと読んでないけど、“お前みたいな女いらねーし!”みたいなこと書いてあった」
「何それウケる。捨てられたのそっちだって気付いてないじゃん」
「あと、六本木のバーで声かけてきた男がさー」
「ナンパ?」
「うん。スーツ着てたし、まともそうな雰囲気だったんだけどね。急にヤバいことカミングアウトしてきたの」
「ヤバいこと?」
「そいつ、常にノーパンなんだって」
「ノーパン? え、つーかその情報、初対面の女にカミングする必要ある?」
「ないよねー。でもそんなこと言われたら、自然と目がそっちに行くじゃん? ズボン越しに履いてないのわかってドン引き。ただの変態だった」
「あっははは。どうして履いてないってわかったの?」
「ダイレクトにズボンの布地だから、うっすらカタチが浮き出てたんだよ。ごめん、食事中にする話じゃなかった」
「ホントだよー。でもマジ笑える」



