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そして、次の日。



私は、約束の時間に麻弥さんの家の駄菓子屋に到着していた。



『あら、美夏ちゃん、おはよう』


すると、家の前で車に何か詰め込んでいる麻弥さんと会う。




『麻弥さん!おはようございます!……どうしたんですか…その荷物…?』



『あぁ、これね!海に行くんだから!いろいろ準備がいるでしょ?それに、間宮くんにもお世話になるしお土産をね!』




にこり、と楽しそうに麻弥さんがほほ笑みながらそう言った。



『あ、そうですね……』




なんだかんだで、麻弥さんが一番ワクワクしたように感じたのは、私の気のせいだろうか…?



私は、あはは、と苦笑いを浮かべる。