『…は?』 『だから。あほちゃう?…あんたこそ、女見る目ないわ』 ギュッと、ヒロに抱き締められる。 私は、みるみる、顔が赤くなるのを感じた。 …えっ?ちょっ… 慌てる私にお構いなしのヒロは、更に腕ね力を強めた。 『こんないい女、そこら辺にそうそうおらんで??まぁ、手放したこと後悔せぇへんようにな。……オレは、美夏を誰かにゆずる気は、ないで…そのつもりでな』 そう言うと、ヒロは、私ににっこりと微笑みかけてくれた。