『あっ、自己紹介が遅れたわ!私、ヒロの叔母の高橋麻弥。よろしくね。今は、ヒロ夏休みの間だけこっちに遊びにきてるんよ。美夏ちゃんだっけ?よかったらヒロと仲良くしてあげてね。』




ニコリと優しい笑みを浮かべる麻弥さんにつられて私も笑顔になった。



『こんにちは、如月美夏です。ヒロくんとは、同い年みたいです。この辺に住んでるんですけど…久しぶりに散歩してたら迷っちゃって。あ、この子は、みかんって言います。』



慌ててみかんも紹介する私にクスクスて柔らかい笑みをこぼす麻弥さん。




『あら、みかんちゃん、よろしくね〜。あっ、そうだ。陸!亜美!こっちおいで。犬さんがおるよ。』


麻弥さんが、家の奥から誰かを呼ぶ声がした。



『………こんにちは』


『こんにちは』




か、かわいい!!



麻弥さんに連れられて奥から出てきたのは、小学校低学年くらいの男の子と女の子だった。




『この子たち、私の子どもなんよ。双子なの。ほら、挨拶は?』



麻弥さんに促されて2人は、おそるおそる私に近づいてきた。



『……こんにちは。高橋亜美です6歳です』



『こんにちは。高橋陸です!6歳です。』




そう言って、2人同時にぺこりと頭を下げた。




『うわぁ〜ご丁寧にありがとう。私は、如月美夏です。よろしくね。この子は、みかん。』




自然と笑顔になった私に。



『美夏お姉ちゃん…?』



亜美ちゃんが恥ずかしそうにそう言ってきた。



私、きゅん死にしそうです。