『何言ってるんや。軽すぎ、もうちょい食べなあかんで』 少しジタバタしてみたが、ヒロは、おろしてくれる気配がない。 私は、諦めておとなしくする。 みかんは、私とヒロの横をパタパタとしっぽをふりながらしっかり付いてきていた。 …みかん、ヒロのこと気に入ったんだな…さっきから、私じゃなくてヒロにしか来ないし…。 そう思うと、少し悲しくなり、ため息がこぼれた。