「寝と…る?」

「そう。だからあんたもハルカに遊ばれてるだけなんだよ?」


今度はくすくすと可笑しそうにその男は笑う。

あたしはものすごく動揺してた。


だって有名人だもの。

あたしなんか相手にされる方が不思議。


「そろそろくるか…」


そういって男はどこかに電話しはじめた。