「理佐、帰るぞ」
「あ…あたしの鞄…」
「席が近いの理由に俺が持ってきた。黙ってたらあいつが余計なことしそうだしな!」


悠があたしの鞄をそう言いながら渡してきた。


「ありがとう」


あたしはその鞄を受け取って、悠と二人で保健室から出た時だった。


「余計なこと、しにきたぜ」


ドアの前で腕組みして壁によりかかり、笑ってる亮介がいた。


「…っとに余計だぜ」


悠が静かに敵対心燃やしてたのをあたしは感じた。