体育の時間になった。

しかも合同クラスはあの亮介がいるクラス。


まぁあたしは女子だし、あんまり関係ないけど悠はどうするのかな…


そんなことを考えながら体育倉庫で準備を始める。


女子はハードル。男子は野球。


あたしはハードルを懸命に運んでいた。


「よ…いしょ!!」


背がチビなあたしがハードルを運ぶのは一苦労だ。


「ははっ。お前がハードルに運ばれてるみたいだな!」