次の日も学校に嫌々いくと、伊吹がいた。


「おはよー!亮介」

「…はよス」

「昨日達哉と会ったって?!」


ニヤニヤしながら伊吹という女はそう言ってくる。


「あぁ…達哉さんて伊吹さんのカレシっすか?」
「んー?どうかなぁ?!」
「どうかなぁって…」
「何?あたしのこと、好きになっちゃった?」


じょっ…ジョーダンきつい…

オレの思いは顔に出ていたようだ。


「なによぅ!」



不思議なモンで、その日から何かと伊吹さんが目についた。