ぼくらの国がなくなったあの日から この惑星-ほし-の現状は、まだ何ひとつ変わってなんていなくって 今でも銀色の雨はふり、あちこちで天災は起こり続けている。 けれど、そんな中でも 灰色猫たちは生き延びる術を見つけ 他の動植物たちも その環境にのまれずに その環境を受け入れて、生きている。 だからこそ、その先に 彼らの『道』が開き そしてそれはもしかすると ぼくらの探す『未来』にも、つながっているのかもしれない。