ネイルについてもやはり暖色系だろう、
と意見が出た。
「アイラインとネイルの色揃えよーぜ。」
「ここはピンクか?
スモークピンクあたり。」
「あー、確かに明るすぎても上品さにかけるからね。」
「いいと思いまーす。」
よし、
皆で目配せした。
「じゃあヘアからやっちゃいます!」
と早速修がコームを手にとった。
「おー、やっぱ通りいいなぁー。
さすがっす。」
「いやいや。」
軽い小芝居が入る私達。
つまんな、って感じだが。
そしてミックス巻きして髪にボリュームを出してからポニーテール。
高めの位置でフワフワ感を大いにアピール。
メイクはピンク系。
チークはほんのりとピンクをのっける。
目元はあまりバサバサ感の少ないナチュラルなつけま。
下まつげも今回は頑張った。
ピンクのアイラインをひくと、
派手ではあるが、
結構キリッとした目元になった。
唇も赤が映える。
ネイルもピンク。
けど明る過ぎない、
どっちかっていうとベージュに近い感じだ。
それにパールなような白い粒を羅列させていく。
一つ一つの爪、全て違う。
けど統一感もある。
綺麗だなー、
そう眺めていた。
2時半くらいに私の身支度は終わった・・・、
かのように思ったのだけど。
「まだ着替えてないじゃん!」
ああ!と
ネイルまで全て終わらしてから気づいた。
「「「あ」」」
旬以外の3人は固まる。
何で気づかなかったんだろ・・・?
普通気づくよね・・・!ああ、バカー!
自分の頭を叩きたいけどそうしちゃうと髪が崩れるし・・・。
う、と掲げた拳をとめた。
するとハッと余裕の笑い声が耳についた。
「何言ってんだ、
あの傑作を安々と着替えて他の奴らに見られてたまるか。
ギリギリまで見せねーから。」
笑い声の主を見るとやはりそれは旬で。
「見せたくないって・・・」
私は苦笑い。
「出演順の3番前に着替えろ、
いいな。」
旬は私をビシッと指差した。


