「・・・そーいえば、
ずっと服のほう作ってたから髪どうするかとか決めてなくね?」
修が私の髪のサイドを指で梳かしながら言った。
「・・・うん、そうだね。」
要路もヤバイ、と唇を結ぶ。
「・・・今から考えればいい話だろ。」
旬はあっけらかんと言った。
「やるしかねーんだし、しょうがねー。」
郁斗もキリッと瞳をすえる。
「・・・とりあえず髪は・・・。
アップかな。
斜め75度くらいでまとめるか、
髪巻いて、重みつけてポニテ。」
修は私の髪を束ねて持ち上げて提案する。
「あー、いいかも。」
私は頷く。
「ドーリーな感じになったほうがゴージャス感はでるな。」
要路も頷く。
「じゃ髪は巻いてからのポニテで行こう。」
「ヘアアクセは?」
「残念ながらベールは作ってない。
だからティアラみたいな・・・。
派手めなのない?」
「俺的には白い花をボン、てトップにおこうかなって。」
修と旬は真剣に話し合う。
「どっちもはー?」
急に割り込む郁斗。
「「・・・」」
黙りこんだ二人。
もう、二人の世界には入れない。
「・・・二つは重い。
やっぱ花にしよう。」
郁斗の意見をキッチリ却下して修の意見を採用した。
「メイクは?
主体の色は何色にする?」
修が話を広げる。
「俺的には赤いリップ使いてーな。
やっぱ白だから映えるだろうし。」
ああー・・・、なんてみんな納得。
「アイラインも濃いめにひく?」
郁斗がまた続ける。
「いや、多分それゴツくなるよ。」
アイライン濃いめのリップ赤の自分を想像して私は否定の言葉を上げた。
「いちおーウエディング意識だし、
柔らかいイメージの方がいいんじゃない?」
私は恐る恐る意見を投げた。
「・・・そうだよな」
旬は顎に手をそえた。
「でも顔の目立ちは重要だしね」
要路も鼻の頭に手をそえて考える仕種。
「カラーアイラインは?」
そんな中すぐに閃いて意見を出す郁斗。
ああー・・・、とまた皆納得。
「薄めのピンクとかオレンジとか黄色とか?
暖色系の色のっけよ。」
さすがメイク科、
この時久々に皆郁斗を尊敬した。


