ご飯を食べ終えてトイレに行ってでてきたら、
色んな業界の人達に呼び止められ、
挨拶したりしていた。
するとなんと、12時半近くになっていた。
うわあ、想定外・・・!
自分の名前も知れ渡ったものだなぁ・・・。
すっごく嬉しくてありがたいことだ。
私は少し不思議な気分に浸りながらも作業室に戻った。
するとまだ爆睡タイムは続いていた。
「・・・起きてるかと思ったんだけど・・・」
一人で呟く私。
独り言とか、悲しいわ。
よし、起こさなきゃだね。
「起きろー!」
私はテンションを無理矢理にも上げて皆の身体を揺する。
するとすぐに皆目覚めた。
「あー、寝たわー!」
なんて充電完了した修が明るく言った。
「リアルにそろそろ準備やんなきゃだと思うよ。」
私は腕を組んで言った。
「ちょいちょい、
やってもらう側が何でそんなにエラソーなんだよ」
郁斗は目を細めて私を見る。
「あら、つい上から目線になってたわ。」
テヘ、と舌をペロッと出してみた。
郁斗の目線が厳しくなる。
あ、ほんとごめんなさい。
調子乗りました・・・。
「はいはい、そろそろ本気でやろうか。」
要路がパンパンと手を叩いて、
ズルズル引きずるコントみたいな会話をぶったぎった。
やりましょー!と声を上げて皆立ち上がる。
メイクや髪をセットするため皆でメイク室に向かう。
「そういえば試験、どうだった?」
隣に歩く旬が私を見下ろして言う。
んん、結果はいつも通りなんだけど・・・。
「1位だよ・・・?」
「知ってる、てか当たり前?
点とかさ。9割いった?」
「ん、いったよ。
けどね、
羽美との点差が・・・」
「あんま開かなかったのか?」
「うん・・・」
「で、ショックだと。」
「いや、違う。
3点差でさ・・・。
羽美絶対悔しいのに私のこと祝ってくれたんだよ?
信じらんないくらい器大きいなーって。
それで何か感動しちゃってさ。」
さっきの羽美の笑顔を思い出して、
私もなんだかまた心に染みるものが生まれた。


