終わって採点時間の間はいつも暇になる。
結果を聞くまで皆ガッチガチに緊張したままだから、
喋ったりできない。
これも写真に撮っておこう。
終わっちゃったなー。
結果も気にはなる。
けど、今自分が最高のモノを出しきれたんだからそれでいいよね。
ドクン、ドクン・・・。
興奮の収まらない心臓の鼓動を抑える。
ふー、はー・・・。
深呼吸、深呼吸・・・。
「・・・結果発表を行います。
最初と同じ順番に並んで下さい。」
先生が私達にそう指示した。
皆は咄嗟にその先生を見る。
きた・・・、
そんな感じで。
私は1番前に並んで基準をつくる。
また落ち着いた心臓が暴れだす。
振り返って羽美をみると、
俯いている表情が硬い。
・・・皆、同じように緊張してる。
落ち着いて、試験終わるまで試験。
笑顔を絶やしちゃダメ。
笑顔でいよう。
私は自分の口角を指で無理矢理吊り上げさせた。
「では上がってくださーい」
先生の指示が耳を通って私は一歩を大きく踏み出す。
私は定位置に立つ。姿勢はしっかり。
「それでは成績上位10名を発表致します。
呼ばれた生徒は前へ出てください。
なお、今回の試験は学年末であるため、点数も発表させて頂きます。」
・・・くる。
そうか、点数も・・・。
ギリギリか、そんな風なのもわかる。
これは確か1000点満点で・・・。
「第10位、佐山利香子。
901点。」
うわぁ・・・!と自分が呼ばれた子は声を上げる。
そして口元を押さえながら前へ。
そうか、10位でもう9割超え。
今回は相当競ってる。
「第9位・・・」
どんどん結果が発表される。
「第3位・・・」
今だ、羽美と私は残ってる。
「・・・金見優和、949点。」
きゃー!また歓声。
やっぱり、残っちゃった。
私と羽美が。
ドクン、ドクン・・・心臓の音が高まる。
怖い、怖い・・・。
けど、けど・・・!
「・・・第2位・・・」
先生が私達二人にアイコンタクトしながら発表し始める。


