「・・・」
「・・・」
絡み合う視線と視線。
私の心拍数は破棄したいくらいに上がっていて。
その、目から何も読み取れなくて・・・。
旬の瞳にいつもいつものまれそうになって・・・。
すると旬は少し首を下げてきた。
え・・・。
私は身体が固くなる。
するとすぐに額に熱。
じわりと艶やかな、感触が。
私の視界に入るのは旬の顎から首にかけて。
う・・・わぁー・・・!
旬に・・・おでこちゅーされた・・・!
私は焦って額を押さえた。
離れた旬はその姿を見てニコリ、
いや、ニヤリ。
「・・・顔赤っ・・・」
旬は面白そうに言う。
「だ、だって・・・!」
私はそう言いつつも後に繋がらない。
「・・・あ、唇の方がよかったかー・・・。」
旬は親指でフッと私の下唇に触れた。
カッ、そんな効果音が出るんじゃないかくらいに顔が熱くなった。
ば、バカ旬・・・!
するとまたハハッと声を上げて笑った。
「冗談だ。」
・・・!
その満足げな笑みを見てさらに顔に熱が集まる。
く、クソ・・・!
「バカバカバカ・・・!」
私は旬の胸をいっぱつグーパン。
ぐほ、なんて旬は身体を折り曲げた。
「結構キタ・・・」
旬は胸を押さえた。
「そろそろ帰れば?」
私は冷たくあしらう。
からかいやがって・・・!
まあ、それにショーの準備もあるし。
「ああ、もう帰る。
けど、30秒だけな。」
ギュ、
そんな風に柔らかに私の身体に旬の腕がまわる。
・・・!
私は目をパチパチさせた。
っ、抱きしめられてる・・・。
ドキドキ、私の心拍数はまた上がってしまう。
う、うるさいぞ、私の心臓!
おさまれ、おさまれ・・・!
聞こえちゃう、旬に聞こえてほしくない・・・。
こんなに、ドキドキするなんて。
私はゆっくり旬の背中に腕をまわした。
そして胸板に頭を預ける。
トク、トク、心臓の音が聞こえた。


