そしてそれからの毎日はもう、
縫って縫って縫って型とっての連続だった。
デジャヴュのような毎日。
ぐるぐるぐるぐる巡る。
そんな日々が数日間続いて・・・。
今日、3月4日。
「明日ショーだぞ!」
うわぁぁああ、なんて頭を抱えて言った修。
「・・・やばい。」
私は顔を引き攣らせた。
アトリエに来た私達はまだ作りかけのドレスを見て頭を悩ませた。
今日徹夜してなんとか・・・。
いや、無理かも?
「まだ、アクセも作ってないよ。」
ハハハ、と魂の抜けた笑いを見せる要路。
「・・・フー・・・」
旬までもが腰に手をあて、下を見ながら息を吐き出している。
私は旬の指示を待った。
すると数秒してカッと顔を上げる旬。
おっ、私は少し構えた。
「死ぬ気でやるぞ。
美里以外今日徹夜な。」
そうキリッとした瞳で言った。
コクン、私達はただ頷いた。
「よし、やるぞ」
旬はミシンの前に座って早速作り出した。
「焦るなよ、焦ったらミスってまた時間かかっから。」
郁斗も落ち着いた面持ちでそう言った。
私も靴の飾りをうちつけたりと、懸命に手を動かした。
そして7時をまわった頃。
「・・・っぐはー・・・」
修が一通り終わらせて伸びをした。
私も何だか気が抜けて針を落とす。
・・・はぁ・・・。
・・・疲れた。集中力、切れそう。
さっきから本当にミシンの音と何かをうちつける音しか聞こえない。
緊迫した空気が・・・すごい辛い。
私は背もたれに背中を預けた。
その時だ。
コンコン、
アトリエの扉がノックされた。
・・・ん?
私は重い首をまわして扉を見つめた。
誰・・・?
ガチャリ、そんな風に扉が開いた。
そして扉を開けた人物が第一声。
「皆、少し休憩したら?」
トレイを持って部屋に入ってきたのは旬ママだった。
うはー・・・なんだか少し気が抜けた。
よく見たらトレイにはココアとサンドイッチ。
わわ・・・!すごいおいしそう!
私は自然に口角が上がった。


