ねぇ、荻。 久しぶり。 君がいなくなって、二年が経ちました。 この二年はとても辛く、悲しみが体の中から消えず、いないあなたに好きだとばかり言っていた。 先に十八になった君の歳を越えて、私は二十になろうとしてるよ。 本当に辛かった。 この二年。 君がいなくなって、もう二年。 時間は悲しみを待ってはくれなかった。