この頃の私たちはまだ幼い十七歳。 私たちには何が出来、何が出来なかったんやろう。 「亜樹」 「え?ん?何!?」 「話………や、何もないわ」 「荻…??」 それぞれの行動ひとつで、闇は何にでも変わり、何にでも成長する。 だけど光は二度と戻ってくることはなかった。 私たちのすれ違いが始まります。