『うん、今日は食堂に行くんだっけ?食べにいこっか。』 「おぅ!俺、カツ定食食べたいなぁ~。」 無邪気な、爽くん。 爽やかな白い歯を見せて笑ってくれる、爽くん。 屈託ないその明るい表情に、私は罪悪感からか息が苦しくなった。 ―――――――… 「祐介が今、友達に会いに、ここに戻ってるらしいよ。」 ―…爽くんから言われた何気ない一言に胸がドキンとしたのは、大学から一緒に帰ってる時だった。