『…バスケ推薦ね……松田は、高校ではしないの?バスケ。』




英介が真面目な顔で聞いてきた。





「いや〜、うん。たぶん、しない…かな?み、三田村は?」




オレは、曖昧にそう答えるとすぐに三田村に話題をふる。





『オレは、しねー。バイトすんだ。』





三田村は、楽しそうに言った。



『へぇ?三田村にバイトとかできんの?』




毒舌魔王…いや、藤条が
言った。




『隼人〜。バカにすんなよ。バイトぐらいできるっつの!』




三田村が不貞腐れたようにそっぽをむく。





『ま、せいぜい頑張れば?』





魔王は、怪しげな笑いを浮かべながら、言った。