*藤条の過去



オレ、三田村、英介がそんな決意を抱いて立ち上がっていた頃の藤条はというと…。




隼人Side


「はぁ…」



俺・藤条隼人は、布団の中で深いため息をついていた。



…あ〜、絶対、あいつらに心配かけてるよな…俺…。



そんなことを考えながら、頭まで布団をかぶる。




…きもちわるい




そう感じつつも、あいつらのことを考えると気が気ではなかった。




そろそろ、あいつらは、俺の体調不良の理由を探りはじめてるだろうから。




…てか、それって…俺のせいだよな…




少し責任を感じたが、あまりのダルさと吐き気に布団から動く気になれなかった。




「あいつらが…俺の過去知ったら俺は、どうすんのかな…?」




俺は、ふっと苦笑した。




…はぁ〜、マジ、ダセーな…




最初は、あんな奴らいようがいまいがどうでもよかった。




でも、あいつらと過ごしてく日常を最近の俺は、楽しいとすら感じるようになってきたんだ。



「…俺は、どうしたんだろ?」



俺は、ポソッとそんな疑問を吐き出していた。