此処から出なきゃ 『……。』 でもどうやって? 腰を抜かし 後退りするあたしを 面白がるかのように 女は ゆっくり ゆっくり 近付いて来る ゴンベサンノ アカチャンガ 『く、来るな…』 カゼヒイタ 『……ッ』 ゴンベサンノ アカチャンガ 逃げられない そう思ったあたしは 後退りながら強く目を閉じる 『……。』 突然 亜由美の声が しなくなった 静寂な闇の中 あたしは生唾を飲み込み 恐る恐る目を開けた..