『ゆ、結城あの…』
「悪い、1人にして」
『……。』
あれほど
ざわついていた廊下は
嘘のように静まり返り
『結…』
結城は
それ以上何も言わず
病室へ戻って行った
『……。』
上の名前も違うし
結城の
恋人だと思ったから殺したのに..
今更
妹だったなんて
言われても遅い
そうだよ
死んだのは自業自得
あたしは悪くない
妹だって言わなかった
香織自身が悪いんだよ
あたしを怒らせたから
ヒ ト ゴ ロ シ
『違う!』
頭の中で
声がする
アンタモ アタシト オナジ
『違…』
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翌日
あたしは
結城の事が心配で
朝からお見舞いへ
‐ ガラッ ‐
『あれ…』
病室の
ドアを勢いよく開けたあたしは
結城のいたベッドが
なくなっている事に
始めて気付く


