それにしても
香織の死体はいつ見つかるのだろう
階段自体あんまり
人通らねえからな
まぁ見つかったとしても
あたしには
関係のない話だけどさ
‐ ガラッ ‐
『結城!』
「萌お姉チャンこんにちはぁ」
ベッドに座る結城
同じく
結城のベッドの上に
健太が座っていて..
『アンタ等何してんの?』
「あ、萌チャン」
あたしに対し微笑む結城は
手に持っている本をあたしに見せる
「これを読んでたんだ」
「萌お姉チャンこれさ香織お姉チャンが僕に買って来てくれた絵本なんだよ。お兄チャンに読んで貰って…」
香織が?
そんな本捨てちまえばいいのに
それにしても
萌お姉チャン?
健太の野郎
相変わらず
結城の前では
猫被ってやがるし本当ムカつく糞ガキだ
「あ、良かったら萌チャンも読む?」
『いい。それより結城、お茶買って来てやったから、良かったら飲んでよ』
「ありが…」
" キャー!!!"
病室の外から聞こえる悲鳴
「な、何!?何があったの!?」
「健太、大丈夫」
結城は
悲鳴を聞いて震える健太の
頭を優しく撫でる
『何かあったのかな… 結城あたしちょっと見て来る』
「…解った」


