「あたしの事は香織でいいから… あ、ごめんね。座って!」
香織はさっきまで
自分が座っていた
椅子に座るようあたしに進める
『いや、いいです…』
初めて見る顔
この人一体結城の何?
「そう言えば萌チャン大ニュースって?」
『あ、そうそう忘れてた…結城、これ見て!』
あたしは持って来た
記事を結城に手渡す
「これは?」
『前、結城に調べてって言ってた事件の記事』
「……。」
真剣な表情で
あたしが渡した
記事を読む結城
『で、この記事見て!全焼事件が起こった数ヶ月後、変死死体が発見。この事件ってもしかして西川が関わってた事件じゃ… 』
「西川サンが関わってた…うん。確かに、一度調べてみる価値はありそう」
「あ、あの…」
香織は
あたしと結城が話す
会話について行けず
首を傾げている様子
何だよ
何だよ
アンタは関係ないだろ?
これはあたしと
結城との会話だ
あたし達の会話に入ってくんなよ!
「何の話し…」
『うるさいなぁ、今大切な話してんの!香織サンに関係ないだろ!』


