ブログ女 ーAyu Official Blogー



「ごめんなさいね。やんちゃな年頃で…」



健太を注意した看護婦は
あたしに対し頭を下げて



苦笑いを浮かべる



「あたし達看護婦が幾ら注意しても言う事聞いてくれなくて…あれ、あなた確か結城サンの…」



『ど-も。それより看護婦サン、健太って何の病気なんですか?』


生意気で偉そうで
元気そうに見えるのに



「あの子は心臓病でね」



『心臓病…』



「昔はもっと素直で良い子だったのよ?健太君の両親が亡くなるまではね…」



両親が亡くなった?



" 両親にチクるぞ!! "



あの時健太が
一瞬悲しそうな顔をしたのは..



『……。』



「あ、帰る所だったのに引き止めてごめんなさいね。気をつけて」



『…は、はい』



別に悪気があって言った訳じゃない



健太の両親が


最初から居ないって
知ってたとしたら..



両親の話なんて出さなかったさ



ガキ相手にムキになって
一番の弱みをつつくような



あたしはそこまで落ちぶれちゃいない