病室に戻った
あたし達を待っていたのはあの糞ガキ
「お兄チャン大丈夫!?」
健太は痛がる結城を
心配そうに見つめる
「健太、大丈夫だよ…」
あたしは結城の体を
ベッドに寝かせ慌てて
ナースコールを押す
「結城サン!!」
数分後病室へ来た
先生と看護婦達は
結城の服を上半身だけ脱がし
傷口を確認する
『……。』
細マッチョの結城の脇腹には
はっきり付いた深い切り傷…
「結城サン…傷口が塞がるまでは大人しくしとかないと、また傷口が開く事になりますよ」
「すみません…」
傷口からうっすら
血が滲み出ていて
「先生、お兄チャン大丈夫!?助かるの!?」
「健太君もうお兄チャンと仲良くなったんだね。ああ、安静にしてれば大丈夫だよ」
このガキ今日は
やけに素直だな
「良かったぁ…僕お兄チャン大好きなんだ!…お姉チャンも!!」
「そうかそうか」
ははっと笑う医師
「健太ありがとうな」
処置を受けながら
糞健太に対して優しく笑う結城
そんな中
健太は
あたしにだけ見えるように隠れて舌を出す
この糞ガキ..
『ゆ、結城…絶対安静だからな!もう動くんじゃねえぞ!』
「解った解った」


