人の視線を一切無視して
病室の前に来たあたしは
‐ ガラッ ‐
ノックもせずドアを開ける
『結…』
あたしが見たのは
起き上がりベッドに座る結城と
昨日あたしが座っていた
椅子に座っている糞ガキ
「「……。」」
あたしを見て黙り込む2人
「あの、どちら様で…」
『は?あたしだよあたし!結城お前…寝ぼけてんのか!?』
「…え、萌チャン!?」
あたしのワンピース姿がそんなに珍しいかよ
失礼な奴。
驚いている結城にイラっとするあたし
『何だよ!?そんなに驚く事ないだろ… どうせあたしには似合わな…』
「…いや、更に可愛いくなった。化粧した萌チャンも凄く可愛いよ」
あたしを見つめて
にっこり笑う結城
『化粧…?』
あたしいつ化粧なんてした?
「ねえ、このお姉チャン…お兄チャンの知り合い?」
健太は
結城の腕を掴みあたしを指差す
『……。』


