「コラ、小上優斗!!」
授業中…
爆睡する俺を見た数学教師の古屋が
血相を変えて怒鳴る。
『ん?』
「ん?…じゃないだろ。大事な時期に居眠りとは教師を舐めたもんだな」
" 大事な " は古屋の口癖
高校2年
桜は散り心地好い風が吹く3月
17歳になって暫くした俺に進路などなく
ただなんとなく1日を過ごしていた。
半端無い程だるがりの俺だが
呑み込みが早く
学力は常にトップに入っていて
授業を休もうが寝ようが
大抵の奴は何も言わない
だが古屋は俺の担任で
何かと口煩く言う先生だった。
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