【短編】甘い秘密




「好き」




何度言っても足りなくて…



ずっと我慢してた分を伝えたくて…




「好…」


「もういい…」



告白し続ける諒子の唇を

要が塞いだ。




「…っ…ん…」



要の甘いキスに諒子の頭がぼーっとして…

体から力が抜けそうになる。



逃げたいわけじゃないのに
自然と少し仰け反る諒子を


要の腕が抱き締める。




信じられない要とのキスに

諒子の目にうれし涙が浮かんだ時…








……――――ガチャン




玄関の鍵が開く音がした。



その音に思わず肩を跳ねさせた諒子を要がキュッと抱き締める。


「要くんっ??」


「いいから…」


要の言葉と同時に父親が玄関を開けて入ってきて…


2人の姿に顔を歪める。



「…なにやってるんだ?」


不思議そうに見つめてくる父親の視線に諒子が顔を赤くする。


一方の要は冷静で…

驚く父親を真っ直ぐに見つめていた。



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