あれからどのくらい経ったのだろう。



生まれてからずっと一緒にいたものだから、数えるのも面倒になった。



ぼくらは大人に近づいて、だけどその実、ほとんど子供で。



そんな日に訪れた、あの日。



ぼくは決して忘れない。



とても暑い夏の日だった。