プロフィール
・『チェリーな彼女』
ラブコスメエントリーの短編です
■完結
・『ring ring ring』
2014/04/03
■編集部オススメ
・『ぼくの話をしようと思う』
・『声』
・『たとえばあなたが』
■特集掲載
2013/12/25
vol.027「もう一度"夫婦"で恋しよう」
・『声』
作品一覧
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こだわりを貫くか、彼の気持ちに寄り添うか。 どちらを選んでも、きっと主人公は幸せを手に入れるだろう。 どちらかの選択を迫られたとき、彼女が選んだ道とは――。 鮮やかなプリント柄、かわいらしいプリーツスカート、ミニのAラインワンピース、ミックスカラーのコーディネートにカラータイツ…― カラフルでポップな60年代ファッションの世界が、作品のいたるところに散りばめられ、主人公のスタイルを想像するだけでオシャレ意欲を掻き立てられる、魅力満載の恋愛ストーリー。

大人だろうが子供だろうが、そして教師だろうが生徒だろうが、止められない感情があるーーー 自分には関係ないと思っていた人気者の担任のセンセイ。 ある雨の日、音楽室での出来事がきっかけで、そんなセンセイのことが頭から離れなくなる主人公の心情が、繊細に描かれています。 縮まるようで離れるふたりの距離や、心を揺さぶる同級生やライバルとの関係を通して、少しずつ成長する少女の結末とは。 ベリーズ世代にはきっと懐かしく思える情景が、優しい雨音とともに染み込んで来る素敵な作品です。

絶望とは、思いも寄らないタイミングで襲いかかる、強敵だ。 そのパワーは果てしなく、己の理性を切り崩し、生きる希望を奪い去る。 死にたいと本気で思ったとき、その願いを聞き届けるべく近付いてきた他人の手を取った主人公は、わたしには、必死で生きるために自問自答を繰り返しているように見えた。 そして、その「他人」もまた、人を必要としているのだと思った。 人生とは、本気になればいつでもやり直せる。 リアリティたっぷりの主人公の生き方に込められた筆者のメッセージは、読んだ人に深い共感を与えてくれると思う。

10年前に受け取った、ラブレター。 差出人がわからないまま、ただ待ち続けたあの日。 甘酸っぱい恋の思い出は、やがて大人になった主人公の心になお宿り、さまざまな運命の糸をたぐり寄せる。 ――どれだけ年月を経ても受け取りたい、届けたい想いがある。 読み終えたとき、心の中にそっと柔らかい雪が降り積もるような、やさしい気持ちになれる作品です。

大人だって、10代や20代の頃と同じようにときめいちゃうんです。 だけどちょっと違うのは、それまでの人生にたくさんの経験があるってこと。 楽しいだけじゃない、忘れられないトラウマも。 そういうことって、やっぱりひとりじゃ乗り越えられない。 がんばって強がって無理をして。 それでも、そんな自分を受け入れてくれる誰かに出会えたときに、また新しいトキメキが始まるのです。 職場の臨場感とプライベートのドキドキ感が楽しい作品。 経験豊富な大人の方も、まだまだこれからの若い方も、みんなが憧れる愛の形がここにあります。
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