「ちょっと寄り道するか?」 指さす先には自販機があって、 「何にする?」 「んん~これ。」 あたしはスパ-クリングイオン飲料を選んで 空也はそれを2本買ってくれた。 「さすが岬だ。俺と同じものを選ぶ。」 ニヤッと笑ってウィンクをした。 あたし達は近くにあったベンチに座り一息つく。 炭酸の泡が暑さで水分を奪われた口から 喉を弾けながら潤していく。