そう言って、少女は消えた。


……足?


布団をめくって確認をしても、変わりはない。


しかし、立とうとすると、足の感覚がない。

再び見ても、何の変わりもない。


ベットから降りようとすると、感覚がなく、立てなくなっていた。


――足の命を盗まれた――